金魚を愛する社長のブログ

中小企業としてどう生きるか

テレビ放映されていた時には、ちらっとしか観ることができなかったこのドラマのDVDに、このところだいぶはまっています。

下町ロケット【池井戸 潤 (著)】

完全にフィクションだとわかっていても、ついつい引き込まれてしまいまうのが不思議です(笑)

まるで神さまのように社員に崇め奉られる大企業の社長と、社員に他の社員の面前で普通に批判されて、「やっぱり自分は経営者に向いていないんじゃないか」と落ち込む中小企業の社長

同じ中小企業でも、社員からいつも不平不満や陰口ばかりをつぶやかれている社長と、 「うちはいい会社だよね」 と言ってもらえる社長

うちの会社の場合は、今のところどちらにも属さないちっぽけな零細企業だけれど、同じ経営者のはしくれとしてはどうにも考えさせられてしまいます。

どちらの社長も、それぞれのおかれた環境で、同じように夢を持ち、その実現に向けて努力する、いわゆる「ものづくり日本」を象徴する技術者ですね。

私は、どちらかと言えば営業上がりの人間なので、技術的なことはほとんど建築士をはじめとする専門スタッフにお任せしているのですが、ここで、なんとも言えない「ものづくり」ということの魅力に気づいてしまいました。

あらすじを書いても仕方ないのですが、あべちゃん演ずる主人公、佃社長の口癖は、


難しい問題だからこそ取り組む価値があるのだ

どんな難問も、挑戦し続ける限り必ず答えを見つけ出せる

次に刺さってしまったのは、「仕事には夢が必要なんだ!」と退職を希望する社員に熱弁をふるうくだりでした。

社員に夢を持たせてやれないのなら、それは社長の責任だ、とも言う・・・。

仕事っていうのはさ、2階建ての家のようなもンだと思うんだ

全体を支える1階部分は、メシを食ったり、生活するために金を稼ぐためにある

でも、それだけじゃ窮屈だろう?

だから夢を見るための2階部分が必要なんだ

夢だけじゃ家は潰れちまうが、飯だけ食えても、そんな家は狭くて退屈だろ?

だから、仕事には夢は必要なんだよ

このセリフは完全に覚えてしまいました(笑)

うちの会社はたまたま家をつくっているわけですが、仕事を家に例えるなんて発想はなかったですね。

でも、そんな家づくりがしたいよな・・・、そうも思いました。

青く見える他人の畑を見て、ついつい人は不平不満を口にしたり、うまくいかないことを他人のせいにしてしまいがちですが、仕事をするのに制約のない環境など無いわけです。

この会社ではどうしても無理だ、という人間は止められないし、辞めて違う会社でもし夢が持てるなら、そういう環境を探してみれば良い。

これもまったく同感だけれども、そんなふうに言いながらも、一度は同じ釜の飯を食った人間を、、家族同然(いやそれ以上ですかね)に自分の手伝いをしてくれた人間を、心配しない親方はいるはずもないのですよ。

自分自身はと言えば、反省ばかりの日々ですがね。

まぁ、元気にしているのならそれでいいけれども、いつでも挨拶に来ればよいだろうと思うし、また、そうしようと思ってもらえるような会社や人間関係をつくれるような環境をつくっていかなければならないと心から思います。